複数のサブスクリプションを管理するときは、まず配信元ごとに分け、次に備考欄を絞り込み、最後に更新と速度テストを設定します。v2rayNで正常に接続できている方向けに、グループ名の付け方、正規表現、更新間隔、並べ替えの確認手順を解説します。「一覧に表示されている内容」と「実際に接続中のサーバー」を区別し、グループ切り替えを出口の切り替えと誤解しないようにしましょう。
サブスクリプショングループ・一覧の絞り込み・ルーティングの違い
サブスクリプショングループは、サーバーの配信元を記録し、個別の更新や管理をしやすくするものです。サーバーの絞り込みは、備考欄などの条件で一覧やインポート対象を限定します。一方、ルーティングは、接続にプロキシ、直接接続、または設定済みの別のアウトバウンドのどれを使うかを決めます。この3つは別々の機能です。サーバーを「日本」グループに入れても、特定のサイトがそのグループ経由で接続されるわけではありません。
同様に、一覧で別のグループを選んでも、通常は表示範囲が変わるだけです。現在使用中のサーバーは、メイン画面のアクティブ表示、ステータスバー、コアのログで確認してください。並べ替えで先頭に表示されたサーバーも、位置が変わっただけで自動的に有効になることはありません。
複数のサブスクリプションは配信元ごとに分け、手動サーバーは別に管理
v2rayNの「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」で、配信元ごとに項目を作成し、備考とサブスクリプションURLを入力します。ボタン名はバージョンによって異なる場合があります。操作するのはサブスクリプショングループ設定画面であり、個別サーバーの編集画面ではありません。初回登録後は、まずそのグループを更新してサーバーをインポートできることを確認し、それからフィルタールールを追加してください。
グループ名には「01-メイン」「02-予備」のように固定の接頭辞を付け、配信元を判別しやすくするのがおすすめです。地域情報はサーバーの備考欄に残し、フィルターで絞り込みます。同じサブスクリプションURLを地域別に重複登録すると、個別の更新先が複数でき、同じサーバーが重複して表示されることもあります。異なるフィルター条件が必要な場合を除き、分けて登録する必要はありません。
01-メイン
- 配信元
- 普段使うサブスクリプションURL
- 初回の絞り込み
- 空欄のままにして、まず全件インポートを確認
- 更新間隔
- 設定の目安:24時間
- 備考欄の管理
- 配信元の名称を優先して使用
更新に成功したことを確認してから、残す条件を少しずつ絞り込みます。
02-予備
- 配信元
- メインとは別の予備用サブスクリプションURL
- 初回の絞り込み
- 空欄のままにして、まず利用できることを確認
- 更新間隔
- 変更頻度が低い場合は168時間に設定
- 有効性の確認
- 使用前に手動で更新してテスト
予備の配信元でサーバーが頻繁に入れ替わる場合は、更新間隔も短くしてください。
- 手動サーバー:手動管理用のグループに分け、サブスクリプションの更新で再作成されるグループには混在させないでください。
- サーバー設定の変更:先に手動管理用グループへコピーしてから、トランスポートやセキュリティの設定を変更します。サブスクリプション項目にローカルの変更が長期間保持されることを前提にしないでください。
- バックアップ:現在の画面にあるバックアップまたはエクスポート機能で設定を保存します。サブスクリプションの認証情報を含むバックアップは、機密ファイルとして取り扱ってください。
備考欄の正規表現:一致を確認してから除外条件を追加
正規表現フィルターが照合するのはサーバーの備考欄です。サーバーの所在地、実際の出口、プロトコルへの対応状況を自動で調べるものではありません。備考欄に「香港」と書かれていても、それは名前の絞り込みに使えるだけで、出口の地域や性能を示すものではありません。想像でキーワードを作るのではなく、インポート済みの一覧から実際の備考をいくつかコピーしてルールを作成してください。
以下は正規表現に対応した備考欄フィルター向けの例で、「一致する項目を残す」場合を想定しています。画面に通常のテキスト検索しかない場合は、これらの式を貼り付けないでください。例の (?i) は大文字と小文字を区別しない指定です。使用前に、対象の項目でこの書き方が使えることを確認してください。
| 目的 | 正規表現 | 注意点 |
|---|---|---|
| 地域名を含む項目を残す | 香港|日本 | いずれかのキーワードが含まれれば一致します。 |
| HKで始まる項目だけを残す | (?i)^HK[-_ ] | 先頭がHKで、その後にハイフン、アンダースコア、またはスペースが続く項目が対象です。 |
| JPで始まる項目だけを残す | (?i)^JP[-_ ] | 備考欄の途中にたまたまJPが含まれる項目には一致しません。 |
| 地域名を含め、特定の語を除外 | ^(?!.*(?:到期|剩余|流量)).*(?:香港|日本).*$ | 指定したキーワードを含む備考欄全体を除外します。 |
たとえば、香港-普通-01と日本-普通-02は最後のルールに一致しますが、香港-剩余流量は一致しません。ここでの除外条件が対象とするのは備考欄の文字列です。通常のサーバー名に「流量」が含まれている場合も除外されます。実際の命名に合わせてルールを作り、必ず目視でも確認してください。
確認用の備考例:
香港-普通-01
日本-普通-02
香港-剩余流量
美国-普通-03
残すルール:
^(?!.*(?:到期|剩余|流量)).*(?:香港|日本).*$
残る想定の項目:
香港-普通-01
日本-普通-02
自動更新間隔:配信元の更新頻度に合わせて設定
「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」で、各項目の自動更新間隔を確認します。入力欄に表示されている単位に従ってください。単位が分の場合、24時間は1440分、168時間は10080分です。分単位の欄に時間数をそのまま入力しないでください。
ここに示した数値は設定の目安と例であり、クライアントの初期値や実際のサービスデータではありません。更新頻度を上げれば必ず効果が高まるわけではありません。サブスクリプション側でリクエスト頻度が制限されていたり、接続先が一時的に利用できなかったりすることがあります。更新に失敗した場合は、まずネットワーク経路とログを確認してから、更新間隔の短縮を検討してください。
- まず現在利用できるサーバーで接続し、インターネットに正常にアクセスできることを確認します。
- サブスクリプション更新メニューから、URLへの接続可否に応じて通常の更新、または「プロキシ経由」と記載された更新方法を選びます。
- 対象のグループだけを更新し、ログにタイムアウト、認証失敗、解析失敗、結果なしなどが記録されていないか確認します。
- グループの内容を確認し、現在のアクティブサーバーが引き続き使えることを確認してから、適切な自動更新間隔を設定します。
自動更新はクライアントの起動状態とデバイスのネットワーク環境にも左右されるため、サーバー側の定期実行タスクのように考えないでください。PCのスリープ中やクライアントの終了中に、サブスクリプションが予定どおり更新されるとは限りません。予備の配信元は、本格的に使う前に一度手動更新しておくと、前回の予定実行時刻だけに頼るより確実です。
並べ替えと速度テスト:対象を絞ってからアクティブサーバーを確認
まずサブスクリプショングループを選び、不要な検索条件をクリアしてから、備考欄やテスト結果の列見出しをクリックして並べ替えます。列見出しをもう一度クリックすると、通常は順序が反転します。詳しくは見出しの矢印を確認してください。備考欄での並べ替えは、名前や配信元の確認に便利です。テスト結果で並べ替える場合は、同じ回のテスト結果を比較してください。前回の値と今回の結果を混ぜて判断しないようにしましょう。
- まず接続性を確認:TCP接続テストで確認できるのは、接続先ポートに接続できるかどうかです。プロキシ経由の通信全体で認証まで完了したことを意味するものではありません。
- 次に実際のリクエストを確認:テスト先のアドレス、DNS、トランスポートのハンドシェイク、接続先の応答によって結果が変わるため、固定の回線遅延として解釈しないでください。
- 必要に応じて速度を測定:ダウンロードテストでは通信量を消費します。候補のサーバーだけを選び、毎回すべてのサブスクリプションを対象にする必要はありません。
- アクティブサーバーを手動で確認:対象サーバーに「アクティブサーバーに設定」などの操作を行い、ステータスバーを確認してください。行をクリックして選択しただけで切り替わったとは限りません。
備考欄にVMessやVLESSと表示されていても、現在のコアがその項目のすべてのトランスポートやセキュリティ設定に対応しているとは限りません。サブスクリプションを正常にインポートできても、設定項目の互換性が原因で接続に失敗することがあります。その場合は、プロトコルガイドを参考に実際の設定を確認してください。並べ替えや名前の変更だけで解決しようとしないでください。
よくある質問:一覧が空になる、更新に失敗する、グループを切り替えても接続先が変わらない
正規表現を入力したらグループの一覧がすべて空になりました。元に戻すには?
まずメイン画面の検索をクリアします。それでも空の場合は、「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループ設定」を開き、その項目のフィルター条件を一時的に削除して保存し、個別に更新してください。一覧全体が戻ったら、実際に存在する地域名を1つだけ使ってテストし、残す条件か除外する条件かを確認してから、複雑な条件を追加します。
予備グループに切り替えても、接続先が変わらないのはなぜですか?
グループの選択で変わるのは、サーバー一覧の表示範囲だけです。予備サーバーに対してアクティブサーバーに設定する操作を行い、ステータスバーの名前が変わったことを確認してから、新しいリクエストでテストしてください。既存の長時間接続は元の接続を使い続ける場合があります。必要に応じてアプリの接続を再確立してください。
サブスクリプションURLはブラウザーで開けるのに、クライアントの更新がタイムアウトするのはなぜですか?
ブラウザーとクライアントではネットワーク経路が異なる場合があります。まず利用可能なサーバーに接続し、サブスクリプションメニューの「プロキシ経由」の更新方法を試してください。1つのグループだけを更新してログを確認します。ログを外部に共有する前に、サブスクリプションURLに含まれるトークン、認証パラメーター、サーバーの認証情報を削除してください。
更新後、手動で変更した備考や設定が元に戻るのはなぜですか?
サブスクリプションの更新で、該当する項目が再作成されることがあります。長期間保持したいサーバーは手動管理用のグループにコピーしてから、備考や接続設定を変更してください。配信元の内容が変わった場合は、手動コピーも自分で確認する必要があります。元のサブスクリプションに連動して更新されるわけではありません。
2つのグループに同じ名前のサーバーがあります。そのまま重複削除できますか?
まずアドレス、ポート、ユーザー識別子、トランスポート方式、セキュリティ設定を比較してください。備考欄の名前が同じでも、接続設定が同じとは限りません。一括削除の前にバックアップを取り、操作対象が現在選択中の項目、現在のグループ、全サーバーのどれなのかを確認して、別の配信元のサーバーを誤って削除しないようにしてください。
変更後の確認手順
複数のサブスクリプションは、「配信元の確認、ルールの検証、グループ単位の更新、候補サーバーのテスト、アクティブサーバーの確認」という短い手順で管理できます。変更する設定は毎回1種類に絞れば、問題が起きても、サブスクリプションの取得、正規表現の照合、接続設定、ルーティングのどれが原因か判断しやすくなります。
- グループの備考とサブスクリプションの配信元が対応していることを確認し、手動設定を自動更新される項目に混在させない。
- 実際の備考欄の内容で正規表現を確認し、残す対象と除外する対象の両方をテストする。
- 保存後に対象グループだけを更新し、一覧の変化だけでなくログとインポート結果も確認する。
- 更新間隔の単位を確認し、デバイスがネットワークに再接続した後、直近の更新が成功しているか確かめる。
- 候補サーバーの接続テストを行い、アクティブサーバーに設定してから、新しいリクエストで実際の接続先を確認する。
初回インポートやシステムプロキシの設定に問題がある場合は、まず使い方ガイドに沿って基本項目を確認してください。サーバー一覧を整理することはあくまで管理上の工夫です。最終的には接続が成功するか、アプリが想定したルーティングを使うか、サブスクリプションを継続して更新できるかで判断してください。